高次脳機能障害になると、ものを覚える、目的をもってものごとを遂行する、気持ちを抑えるなどがうまく行えなくなります。場合によっては日常生活を送ることが難しくなります。
高次脳機能障害の症状は多岐にわたります。症状によっては本人も周囲の人も障害だと気づかない場合もあります。脳卒中や事故が生じた後、忘れっぽくなった、うっかりミスが増えた、注意力が散漫になった、怒りっぽくなったなどの変化がある場合は高次脳機能障害である可能性があります。
高次脳機能障害の状態を把握するには専門家による評価が必要となります。評価には専門的な検査に加え本人や周囲の人が生活に制約を感じているかの確認も重要な指標となります。適切な評価と問診をすることで、自身の状況を正確に把握することが大切です。
高次脳機能障害ではリハビリを行ったり、周囲の人と協力して対処法を工夫したりサービスを利用することで症状が改善し生活の制約が軽減することができます。脳卒中や事故後の変化で気になることがあれば気軽にご連絡ください。